赤酢のシャリ 「寿司割烹 もり」

同級生で、シンガポール在住の友人、H藤くんのFacebookで紹介されていたお鮨屋さんに行ってきました。

 

 

 

野田阪神の商店街をかなり奥に進んで、細い路地の道を右に、そのお店はありました。

初めての方なら、たどり着くのに、かなり苦労されることは間違いない。まるで、切り立った崖の岩陰に咲く、高山植物をみつけるかごとくに。

FBの紹介文では、赤酢のシャリで幻の寿司だと。

 

 

 

「赤酢」

 

普通、すし飯は純白。当然、酢も透明に近い。ところが、ここのお鮨のシャリは黄金色というか、褐色をしています。

赤酢は、酒粕のみで作られる酢。長い時間をかけて作られるため、いまは一般的ではありません。江戸時代には安くて、旨いお酢として人気があったそうですが、今は逆に高級品。深いうまみと芳醇な香りが特徴です。

 

カウンターだけのお店は、8席ほど。寿司桶を覗くと、確かに褐色のお米。

 

旨く〆てあります ↑ 生臭さは微塵もなく

 

 

〆た鯖からはじまり、いろいろなネタをいただきました。しっかり舌に記憶されているのは、しめ鯖、サンマ、コハダ、タコ、中トロあたり。キスやツブ貝はすでに売り切れ。残念。

 

剣先イカ  塩が仕込んであります

 

 

秋刀魚 脂がじんわりと

 

 

車海老  かぶとも焼いてくださいます。しゃりの色が、違うことにお気づきかと・・

 

 

 

 

 

こったネタ、たとえば金目鯛の昆布〆、蒸あわびなんかもありました。

 

ひかりものが、とくにお得意な感じがしましたが、江戸前寿司のむれすしを意識された、しっかりとした確かな腕を持たれた板さんだと。お店が手狭なことと、お一人での切り盛りですので、時間は必要。高級感を求められる方には、不向きかもしれませんが、お値段はとても良心的。禁煙。無口で、内気な感じのご主人です。

 

お電話の上、宝探しをしに行かれるおつもりで、お願いします。

 

 

◆寿司割烹 もり

 

06-6464-9559

大阪市福島区大開1-13-13

 

 

 

 

 

 

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