ワンコの散歩途中にある、サニーガーデン前の看板が、以前から気になっていて、思い切って入ってみました。
ドアを開けて中に入ると、極彩色のアイテムに色取られた異空間です。
自分たちで塗装されたであろう真紅のテーブル。ジャンクなモールや小物のインテリア雑貨が所狭しと。料理や建築の本もあります。
アジアの国々のダウンタウンを思い出させる、よい意味でのなつかしい感覚。それは、高度成長期の日本国中いたるところに見られたお店の様子、いや、自分自身が創業時にお店に注いだ愛情の一端を、同じように感じたからに相違ありません。
それは、テーブルに置いてあるPOPにも表れている。イラストを描かれたのは奥さんの方でしょうか。イラストレーターばりの完成度。「自分たちの料理の味を伝えたい」、「思いを伝え、お店を繁盛させたい」という思いを強く感じる雰囲気に見満ち満ちています。
この日は、キーマをオーダー。
野菜カレーにも興味ありでしたが、自宅の近くなので次回にと。厨房からもれ聞こえてくる音で、その場で調理しているのがわかります。待つこと10分ほど。
ヒリヒリと後から追いかけてくる辛さ。日本人の料理人が作る本格的なインドカレーです。水をほとんど使わず、ターメリックやクミン、カルダモンなどの香辛料を調合して作られた大人なキーマでした。ターメリックライスは、ややしっとり。気がつくと、額にあふれる汗。お水がおいしい。
付け合せのサラダも、ポテトボールに立てられた薄いチャパティや並べられたトマトやキュウリにこだわりが。プックラ膨らんだチャパティは、ナンとは違ってモチモチ感はなく、カレーに合っています。サービスで付いているピクルスも、まさに手作り。
チャイやラッシーの種類も豊富。ジンジャーチャイを追加でいただきました。身体が心から温まる感じ。
気さくに話してくださる奥さんと、厨房から顔だけみせてくださるシャイそうなご主人。
また、近いうちにお邪魔したいと思います。