日曜日、連続して2番目、3番目にご来店されたお客様が、どちらも歌舞伎座の「こけら落とし」に行ってこられたそうで、お話をお伺いすることができました。
http://youtu.be/eS9c3dnTH7k (お披露目のパレード)
新しく開場した歌舞伎座のコンセプトは「時間の継承」。歌舞伎座の座紋「鳳凰丸」や、壁の模様「業平格子」、頭上を覆う「吹き寄竿縁天井」など、かつての雰囲気をそのままに、各所に様々な工夫が施されているそうです。
前後しますが、お二人目のお客様、T井さまはたいへん建築にお詳しい方です。設計は、 隈研吾さんと教えていただきました。ルイ・ヴィトンやルシアン・ペラフィネの店舗設計など、かなり進取の気性に富んだ建築家の方ですが、奇をてらわず、どっしりと落ち着いた雰囲気の仕上り。
それもそのはず、第4期歌舞伎座で使われていた資材を再利用という形で受け継がれているそうで、本舞台の空間をお覆う「プロセニアム・アーチ」もそのままに再現。客席の幅も3cm、前後は6cmほど広くなりクッションもよくなっているそうです。
地下1階から3階まで楽に移動可能なようエスカレーターも完備され、音響的にも音響反射板が天井に取り付けられて、台詞の一言一句が聞き取りやすくなっているとか。
行ってみたいですね。
お一人目のお客様、H田さま(甲南合気会)から、お土産を賜りました。歌舞伎座開場記念のチョコレートと「山田屋まんじゅう」です。
チョコレートは、ひとつひとつ歌舞伎にちなんだ図案。素敵です。お味もこれが本格的で、ミルクやブラックなどゴディバを
連想させます。
おまんじゅうが、これまた。時間のぎっしり詰まったお味。ひとくちで、食べてしまえる小さなそれを、口の中に含みますとその時間がゆったりと広がっていくのを感じます。甘さ控えめで、小豆の餡がほんとうに上品。
「一子相伝」、「慶応三年創業」140年は伊達ではありません。本当のぜいたくというのは、こういうものの中にひっそりと息づいているのでしょう。
お客様から、様々な刺激をいただきます。楽しくて、おいしい時間をありがとうございました。
6月号の雑誌「和楽」に詳しい歌舞伎座の特集が。
去年、人間国宝になられた坂東玉三郎さんと巡る歌舞伎座の特集号です。芦屋のお店にお立ち寄りの際、よろしければ、ご覧になってみてくださいね。
◆「山田まんじゅう」
◆隈研吾
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