TVのワイドショーで、最近の世界の動きについての情報をながしていた。それによると、野田前首相の海外での評価が、かなり高いらしい。
アメリカの大手新聞でも、最近の歴代首相の中でダントツによいという評価。あのオバマ・アメリカ大統領が、Mr.野田に感謝しているとの声明を発表したというのだ。これは、普通の政治家がやりたがらないことに積極的にトライしたことによるようだ。政治家の数を減らすことや、消費税の導入による増税に積極的に取り組んだことをさすのだろう。確かに、野田政権は、消費税導入に、進退を懸けて全力で取り組み、政権交代の条件に消費税導入の法案を通過させた。この一点、ブレずにやりとおしたことは評価できるのではないのだろうか。時間が立たねば、事の成果は判断できないが、ひとつ言えることは、「他者と違うことを、やりぬくこと」にこそ肯定的な評価が生まれやすいということだ。
人口７億人以上といわれるインドにおいて、自動車業界トップは、日本のスズキ自動車だ。トヨタやホンダが力を注いでいるアメリカやヨーロッパではトップにはなれないであろうし、中国にはＶＷやベンツをはじめとする世界中の自動車会社が標準を定めている。トップになれる市場として、国が混とんとしているインドに、早期進出するのには大きなリスクを伴ったであろうが、それを跳ね除けてトップの座を勝ち取ったのですね。
「他者とは違う道を選び、唯一無二を目指すこと」こそ、コモディティ化の進む、いまの時代に一番必要なことと考えています。
というわけで、来年のことを言うと鬼が笑うといいますが、新たなことにチャレンジします。「リスクを負いながらも、勝てる方法、場所を選び、トライする」。来たる２０１３年は、そんな１年にしたいと思う大晦日の夜なのです。
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