広告代理店の方に伺った一歩先んじているお店を見に行くつもりでぶらり大阪へ。
最近は、とんと大阪にでなくなった。堀江や南船場も陰りがみえると聞いた。実際はどうなのか。
まずは腹ごしらえ、鰻谷の湖月で、黒豚の卵とじを。食後にあんみつ。どっしりとしたソファー、大人のお店だが、昔に比べて味は落ちたと言わざるをえない。
街は生き物で、その中心地を栄枯衰退、時代とともに変えていく。
その昔、周防町のディスコ街から、鰻谷、アメリカ村を経て南船場、北堀江とその勢力地図を塗り替えてきた。いまは、梅田北の開発の完成を待ちつつ、京町堀などの靭公園まわりか。
堀江辺りを歩いてみたが、一時期の隆盛はみられなかった。人は絶対数が減り、ショップのショッピングバッグを持ったひとは少なく、往年の勢いは感じられない。
主にインテリア系のお店を回ったが、北欧ブームにもはっきりとした衰退の兆し。
アシュベ系のかわいいFrance雑貨を置いているお店はなく、青山あたりからとは、まだまだ速度が遅いと思う。
流行りものがすごいとは思わないが、すべての分野で画一化とレベルアップと低価格化が進むなか、いったいこれからどうなるのか。
二極化と価格破壊、この二点はまちがいないだろう。どちらにころんでも、不安と閉塞感から逃げ出す術はなさそうである。