あるお客様から、「芦屋にお店を出されるなら、谷崎くらいは読んでおかないとね」とご指摘を受けました。
「細雪」や「春琴抄」あたりは読んでいますし、谷崎潤一郎記念館やゆかりの地には、足を運んだことがあります。「細雪」を執筆された時期、芦屋で居を構えておいでであったのち、京都や神奈川など各地を転々とされ、引っ越し魔で有名であられたようです。
最近、谷崎がノーベル賞候補に挙がった際、三島由紀夫が推薦文を書いていたのが、新聞等で話題になったことは記憶に新しいところですね。
芦屋という街に縁があるといえば、村上春樹氏もそうです。青年の時代に「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」あたりはほぼリアルタイムで読み、ジェイズバーがどのあたりにあったのかと探しに行ったこともあります。
芦屋のサロンの「ブリコルール」という名前(既存のものを使い、新たなものを作り出すこと)の由来であるクロード・レヴィ=ストロースも勉強しないとなと、「野生の思考」「悲しき熱帯」「レヴィ=ストロース講義」などアマゾンで買い求め、格闘しています。なんせ年齢とともに視力、集中力の低下はいさめません。つらいよ。もちろん、内田先生の「寝ながら学べる構想主義」も再度、読むつもりです。
そういったことから、芦屋のサロンの意味や存在価値を再度考察し、コンセプトやポリシーを創り直しています。
うぅ、時間がない。
■芦屋 Au Bricoleur (オ・ブリコルール)
TEL 0797 35 1121
http://www.aubricoleur.jp
芦屋市大桝町2−12 クオリア三正1F
■ ANTENNE SUR VOGUE (アントゥンシュールヴォーグ)
TEL 0797 71 7747 (宝塚南口)
0797 80 0030 (山本)
079 559 0500 (北神戸 三田)