阿倍野ハルカスへ

誰もが驚く武勇伝をお持ちの方にお会いするため天王寺へ。

天王寺に足を運んだのは何年振りであろう。もちろん、その高さ西日本で一番と名高い阿倍野ハルカスも見るのは初めて。梅田や難波までは出るけれど、我ながら遅れているなと苦笑い。

 

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路面の歩道を歩くだけではその高さはわからない。

・・が、さすがに見上げるとその高さにクラリとする。最上階から地上を眺めたらさぞかし足がすくむことだろう。立ち位置で、物事は大きく違ってしまう。

天王寺駅前の交差点の形状は昔の面影そのままであるが、周囲を囲む建物は様変わり。ずいぶん綺麗になっている。あのアポロビルが、小さく見えた。昔、この辺りでひときわ目立つ商業施設だったのも遠い昔の話。

 

今回の天王寺訪問は、大阪の美容室オーナー・井上社長のご紹介で、西日本ヘアメイクカレッジの高添理事長にお会いするためです。

まずは、経営されているサロンが近鉄百貨店におありなのでそちらでグルーミング・コース(シャンプー、顔剃り、爪の手入れ)を体験。うら若き20代の女性が担当してくださる。なにか学んで帰ろうと、頭を働かせていたのですが、あまりの心地よさに、不覚にも工程の半分くらい寝てしまう。申し訳ない。靴の手入れや耳掃除までしていただき、リフレッシュして目的の西日本ヘアメイクカレッジへ。

 

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理事長に校内を見せていただく。

祝日で生徒さんはおられなかったけれど、研究熱心なグループの方々にお声をかけられると、弾むように明るい声で返事が返ってきた。

 

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理事長の気さくなお人柄が、自然にそうさせるにちがいない。

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美容学校が、10数年前、1年制から2年制に移行した際に、ひとり異議を唱えられた方が、背中にオシャレなTUMIのバッグパックの高添理事長。

鉄は熱いうちに打て。実務に取り組む方のは、早い時期からの方がさらに良い美容師になるという持論をお持ちだったのです。

 

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それにより、当時、既存の2年制移行に賛成の美容学校と対立され、窮地に陥られました。普通なら、凹んでマイナスに考えてしまう。そこで諦めてしまう。

ピンチはチャンス!

「それならば自分で美容学校を作ってやろう!」その発想から、夢を実現してしまわれたのが、高添理事長。そのエネルギーの片鱗に触れ、すごく元気をいただきました。さらに、ネイルやまつげのエクステンションなどあらたな分野にも進出。リクルートの予約システムホットペッパー・ビューティに対抗しての予約システムの開発など、どんどん活躍の場を増やされておいでです。

 

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考え方ひとつで手に入れられるものは大きく変わる。

世界は、違って見えてくる。
守りでなく、柔軟に、ときに斬新に、新たな挑戦に挑み続ける。

見習っていきます。

 

いつも、お読みいただきありがとうございます!