一線を越え、ブレークスルーすることのたいへんさは誰もが一度は経験する。
自由にデザインをイメージして、2本の手と10本の指で、想い通りのスタイルを創りだすこと。美容を目指して、最初に越えなければならない一線。
最初の大きな試練。
三田からタノ、芦屋からオマツと私で横やんのスタイリスト昇格試験。
営業後、凍てつく夜に来ていただいたモデルさんは、私の高校時代の同級生の娘さんだった。びっくり。
水分を含みにくく、乾きにくい把水毛。くわえてカラーリングが入りダメージから、からみやすい毛先。決められた時間の中で、緊張と戸惑いの交錯。
この日、いい結果はでなかったけれど、学ぶことは多かったと。どうすれば似合うのか・・そのスタイル・イメージをいかに伝え、ご納得いただくか。
気持ちを引きだし、お伝えするカウンセリングのあと、イメージが定まったら迷わない。ワンアクション・ワンカット。そして、作ること、創れることを楽しもう。
最後は、絶対に笑顔になっていただくという決意と諦めない強固な意思。ブレークスルーは目の前にある。
がんばれ!横やん。期待しているよ。
ブレークスルーのその先を目指して。創りだしたスタイルで「ありがとう」と言っていただくだけでなく、その次に「ありがとう」を言ってもらえるひとを増やしていく。
それが、美容、技術の世界だと思う。
いつも、お読みいただき感謝しています。