明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
昨年はコロナ禍のなか、お引き立てを賜りありがとうございました。昨年のお正月に、誰がこのような一年になると予測していたでしょう。
古代の昔より、我々人類は自らの生の存続をかけて様々な形で争いを続けてきました。国家間の利権争い、宗教、人種、イデオロギー、果ては夫婦喧嘩まで争いの種は尽きません。
2020年は、コロナ禍という人類共通の脅威が世界を席巻して、世界がどう動くのかを試される一年となりました。
国家間の利害争いではなく、人類全体への脅威。全世界的に未曾有の経験が続いた一年。
国連もWHOも絶対的な拘束力を持つ機関は存在せず、大国はこぞってワクチン開発に鎬を削る。
ダスティン・ホフマンが宿主を探し、決死の覚悟で手に入れた血清を手に、同僚医師のルネ・ロッソの元に激走する。映画「アウトブレイク」のように大量のワクチンがすぐに製造出来れば良いのですが…。
世界的製薬会社や、国の研究機関あげて開発に取り組む、アメリカ、ロシア、中国。日本にも、ファイザーからワクチンが届いたというニュース。
喜びも束の間。安心安全確保のための臨床や承認に時間を要するというのに、今度はイギリスを中心に、変異した感染力の強いウィルスの出現とは。
感染者が、益々増える日本。オリンピックもですが、成人式が行われるのかさえも定かではありません。
しかし、必ずやこの危機的状況から脱して、笑顔溢れる明るい未来へ向かっていけると信じています。
みなさまのご多幸とご健勝を、心よりお祈りしております。