早朝、目覚めてワンコと外に出たら、震えが来ました。今年の秋は、早足です。
遅まきながらなんですが、先日、奇しくも映画「ロビンフット」を観たばかり。監督は、あのリドリー・スコット。
物語の大きなくくりとして、フランス対イギリスの構図ですが、劇中、十字軍遠征など、度重なる重税を庶民に課すイギリス国王に、スコットランドを含めた北部の諸侯たちが反旗を翻そうと集結する場面が。ラッセル・クロウ演じるロビンフットが大義をもとに、最終的にはそれを思いとどまらせ、フランス軍と戦うというストーリー展開。
これって話題のイギリスのスコットランド独立問題に通じるなぁと。
そもそも、なぜ、独立なの?
独立を公約に掲げた政党が3年前地方選挙で圧勝し、イギリス政府も住民投票を容認する以外なかったみたいですね。スコットランドは1997年まで地方議会が認められなかったけれど、サッチャー政権時代には主な産業の造船所や炭鉱が次々に整理され、それ以来イングランドとの経済格差が問題に。
積もりに積もった中央への不満が、独立を推進する政党の追い風になったと。
う〜ん。あとはEUという存在でしょうね。なんとかなるだろうみたいな期待感。
民族問題や積み重なる歴史のもたらす意味は当事者でないと、真の理解は出来ませんが、その結果を世界中が大注目していることでしょう。
http://matome.naver.jp/odai/2141049345217499701
スペインやベルギーなどでも、同じような問題が生じているそうですから、その影響は必至かと。
民族問題ってほんとうに根が深い。
独立戦争後、長くアメリカの大統領は、白人が選出されてきました。が、移民を多く受け入れてきたことで、有色人種であるオバマ大統領が選出され、経済、富の分布はさておき、政治の分野では人口の大半を有色人種が占めるようになろう多民族国家、アメリカ合衆国。
さらに白人のマイノリティ化が進めば、将来のアメリカ、いや、世界の勢力地図は大きく変化することは間違いありません。当然、日本への影響は免れない・・。
想像するに、あり得ないことだけれど、日本に置き換えてみれば、東日本大震災の後の政府の対応と経済格差が納得いかないと、「東北と北海道は独立します!」なんてことになるって感じでしょうか。
現在や近い将来の安定か、リスクを負っても民族のアイデンティティや未来の可能性を追求するのか。
全世界が注目する結果はいかに?!
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ロビン・フッド
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