このブログで何度も書かせていただいていますが、音楽はタイムマシーンだと。
自分自身が1番輝いていた時代を思い出させる音楽は、時空を超えてその時代に連れて行ってくれるからに相違ありません。
知人よりのお知らせがあり、TVをつけてBSに切り替えると、白髪頭の5人の男たちが、東京ドームを4万5000人ファンで埋め尽くしていました。
「ザ・タイガーズ」と聞いても、現代の若者にはピンとはこないでしょうねぇ。
去年12月27日のライブの模様が、オンエアされていて、途中からでしたが、観入ってしまうんですね、やはり・・。
正確に言いますと、私にとっては、この時代より少しあとがベストマッチング。それでも、往年のジュリ―(沢田研二)の凄さはしっかりと脳裡に焼きついていますから。いまは、カーネル・サンダースに変身しておられますが・・。
44年ぶりのオリジナルメンバーでのコンサート。当時、グループサウンズ全盛期には、失神する女性が続出したものです。いまでいう、「嵐」とか「SMAP」みたいなものですね。でも、ご本人たちはアイドルで売れるより、ミュージシャンで売れたかったというのが本音だったそうです。あれほどのファンを獲得し、何処に行っても注目され、女の子に追い掛け回されても、自分自身のやりたいことでなければ楽しくない。義務になり、仕事になり、嫌いになる。
当時は、バンド内でのメンバー同士の不仲とか、いろいろあって解散。何度か、再結成の動きもあったようですが、ドラムのピー(瞳みのる)さんが参加せず、なかなか実現しなかった。
この瞳みのるさんは、アイドルを辞めてから、京都に戻り、高校に入り直して教師の道へ。慶応高校で先生をされているという・・。スゴイ人生です。
ところが、この瞳みのるさんが、1番輝いていたなあ。カンペもみないで、どの曲もそらで覚えていて、しっかり叩いておられました。リズムキープが一番大変ですから。これには、感動です。 ↓
関西テレビ 瞳みのるが語る真実と友情 ザ・タイガース
全員がコーラスでき、唄えて演奏も。アレンジを含め、完成度は別にして、この年齢でこれだけやりきるには、相当の努力を積み重ねてこられたに違いないと・・奇跡に近いです。
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びっくりは、6人目のメンバーの岸部シロ―さんの車椅子での登場。この方も、一時はみのもんたさんくらい売れていた司会者でした。お兄さんの岸部一徳さんは、いまも俳優で大成功されているし・・。
時は、容赦なくこの瞬間も歩むことを止めません。
今年は、大物アーチストが目白押し。
2月はエリック・クラプトン、3月はローリングストーンズ、4月は、ジェフ・ベックと続きます。
ほんとうに素晴らしい時代を、ともに生きれてありがたいことです。
◆セットリスト
1.ドゥ・ユ・ラブ・ミー
2.サティスファクション
3.ひとりぼっちのあいつ
4.ジョーク
5.悲しみをぶっとばせ
6.イエローリバー
7.イエスタディ
8.テル・ミー
9.ホリデー
10.ヘンリー八世君
11.タイム・イズ・オン・マイ・サイド
12.アンダー・マイ・サム
休憩 (ファンが、みな高齢の為、30分間のトイレ休憩!!)
13.十年ロマンス
アンコール
27.タイガースのテーマ
28.美しき愛の掟
29.色つきの女でいてくれよ
◆ラブ・ラブ・ラブ. http://youtu.be/WJf0xy5CbDY