37年ぶり、旧友との再会のため、福井県小浜市へ。
以前ご紹介しました植物工場の「グリーンランド」の開発者、森久エンジニアリアリング代表の森くん、そして、同窓生のT村くん、M田くんとともに、スタッドレスタイヤを履いたプリウスは、舞鶴自動車道を北上。
綾部を過ぎたあたりから、雪景色。途中のサービスエリアには、除雪の車両と我々のクルマだけが。
順調に、予定よりも早く到着し。若狭小浜・道の駅で待つこと15分。
ヒューザこと室井くんは37年前の姿のまま、なつかしい声、はにかんだ笑顔で現われた。
当時、宝塚市湯元町あたりにあった彼の家でギターを弾き、武庫川でともに釣り糸を垂れ、馬鹿な遊びをたくさんやった。ここでは書き切れないエピソードがたくさんある。
大学生のころ、インドへ旅に出てから、彼の消息は途絶える。共通のお友達から、京都に引っ越したとか、アメリカにいるらしいとか、噂話をたまに聞く程度。それでも、中学生当時のことを思い出すと、必ず出てくる友人のひとりである。
小浜市内のひなびた市場や商店の間を歩く。全国各地で見られるシャッター街ではあるが、京都へと続く鯖街道の起点。
室井くんの先導で、カレイの一夜干しや焼きサバの並ぶ魚屋や丁稚羊羹のお店を過ぎて、まずは腹ごしらえ。
地元の食堂で、お刺身や焼き魚をいただく。カレイの煮つけ、焼いたぐじ(アマダイ)、カキフライなどなど。
右から、カレイ、よこわ(マグロの子供)、寒ブリ、平目。どれも、コリッコリ。
その後、地元のアンティークCAFE「あさい」へ。
珈琲を飲みつつ、積もる話は尽きない。
室井くんは、現在、週の3日間は京都市内の「フランク菜ッパ」という自然農法で作った有機野菜を販売する八百屋に顔を出し、その他の日は小浜市で農作業だそうだ。https://www.facebook.com/franknappa.kyoto
様々な野菜や果物を、ただ自然のままに置いて無農薬栽培。
畑に案内してもらい、説明を受ける。
畑の畝ごとに、「ノブヒル」とか「アッシュベリーストリート」とか名前が付いている。大根やトマトは当然のこと、イチゴや万願寺とうがらしやローズマリーやアンティチョークなど多岐にわたる作物を栽培。
この向こうは、海が広がってます。
冬の間は、それほど手がかからないが、春から秋には雑草との戦いの日々らしい。有機で無農薬は、手間がかかる。
この海の対岸が、敦賀原発。
反原発の運動にも参加。去年は、原発再稼働反対のデモ中、敦賀原発前で機動隊ともみ合ったらしい。熱い男は健在です。
このあと、森くんの開発したグリーンランドにお邪魔し、夜は蟹を食べながら話の続きで盛り上がりました。
その模様は明日。