衝動的に食べたくなり、久しぶりにドライカレー。
スパイスの迫りくるヒリヒリとした刺激、炒めることで凝縮された肉、タマネギやレーズンやピーマンの旨み、甘みや苦み。舌に残るアーモンドや、固くはね返してくる、炊き立てのコメの粒立ちを、いかに表現したら伝わるのか・・・
人間は、他者と意思の疎通、コミュニケーションの術をもつ。
文字あるいは話し言葉が、ベースになるけれど、その優劣、深さ、巧みさの差は大きな違いを生む。こと、対象が目の前に存在する場合、その表情、シチュエーションを含め、接客においては「すべて」と言えるだろう。
何度、失敗し、痛い目にあったことか。
昨今、心理学やコーチングがブームであるのもうなずける。表現力がモノをいうという、料理、美術あるいは映画などの評論家やソムリエの表現の巧みさは羨ましい限りだ。
言葉に関して言えば、「美しい」「すごい」とか「美味しい」など、手垢のついた、使い古された言葉でなく、リアル感、臨場感を伴った言葉を縦横無尽に操るセンスは、読んだり、聴いたりすることからの積み重ねでしかない。
難しい言葉でなく、伝わること。
手にした瞬間に感じる重み、舌に載せた途端に、ツンとしみ込む味わい、すれ違う間際にほのかに漂う香り、イメージを湧き立たせる音などの五感を刺激する表現、言葉、比喩、パフォーマンス。
古来より、藝術にたずさわってきた者、いや、広く表現者に共通の切なる想いにちがいないのだが・・・
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