遅まきながら「鍵泥棒のメソッド」をブルーレイで鑑賞しました。
物語は、何をやってもうまくいかず自殺まで考えてしまうようなダメ男と、データを基に綿密な計画をもって物事をなし完璧を目指すメソッド人間が、偶然にも入れ替わってしまうことで展開していきます。
ふたりの男たちの織り成すエピソードが、見事に対照的で、笑いを誘うのです。そこに、広末涼子演じるクソ真面目な女性編集長が絡み、物語は二転三転。最後は爽やかな笑いと後味を残す作品に仕上がっていました。やはり、映画は後味が重要なファクターだなとしみじみ。
メソッドさえあれば、人生の成功が約束されるかといえば、差にあらず。
エンドロールが始まっても、最後まで見続けられますよう。
解説
「運命じゃない人」「アフタースクール」の内田けんじ監督が、人生が入れ替わってしまった売れない役者と凄腕の殺し屋が巻き込まれる騒動を、堺雅人主演で描く喜劇。35歳でオンボロアパート暮らしの売れない役者・桜井は、銭湯で出会った羽振りのよい男・コンドウが転倒して記憶を失ってしまったことから、出来心で自分とコンドウの荷物をすり替え、そのままコンドウになりすます。しかし、コンドウの正体は伝説の殺し屋で、桜井は恐ろしい殺しの依頼を引き受けなくてはならなくなる。一方、自分が売れない貧乏役者だと思い込んでいるコンドウは、役者として成功するため真面目に働き始め、徐々に事態は好転していくが……。共演に香川照之、広末涼子。第36回日本アカデミー賞で最優秀脚本賞を受賞した。
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