ジャスミン・ガールの洗礼

この時期になると、ワンコと散歩の途中に、ふと立ち止まり、吸い寄せられてしまう。

 

 

 

クチナシの花の香りは、そんな独特の、甘い魅力に溢れています。

 

 

 

 

 

例えるなら、張りたてのギターの弦で、倍音のメジャー7thコードを、ジャリーンと弾き鳴らしたときのようなうっとりとする感じ。

その昔、黒人ジャズ歌手のビリー・ホリデイはしばしば、クチナシの花を髪に飾って舞台に立ったそうです。さぞかし、黒い髪に白い花が似合ったことでしょう。

http://youtu.be/SfXrOfe4SUc

 

 

残念なことに、この花の命は短い。すぐに黄色に変色し始め、オフホワイトの純白に傷がついてしまう。匂いは、かなり間、続くのですが。

 

 

夙川沿いの公園の外側や、芦屋の茶屋の町筋の桜の根元でも、たくさんの花が見られます。

 

 

 

 

  

でも、よく観察すると小さな蟻が、蜜を狙ってたくさん群がっていたりします。

美しいものには、そんな宿命がつきまとう。花言葉は「幸せを運ぶ 清潔 私は幸せ 胸に秘めた愛」。




左側の花の花びらに、黒い点があるのが分かりますか。小さなアリです。


 

 

10月から11月にかけて、実をつけます。果実は山梔子(さんしし)と呼ばれて、日本薬局方にも収録された生薬の一つ。

煎じて黄疸などに用いられ、黄連解毒湯竜胆瀉肝湯温清飲五淋散などの漢方方剤に使われるのでだそうです。

 

 

街で見かけられましたら、そっと近づいてみてください。ジャスミンのような香りにつつまれるはずですから。

 


というわけで、佐野元春「ジャスミンガール」をどうぞ。 

 http://youtu.be/qeHIjcq4rCk