竹内まりやさんの楽曲に、「五線紙」という曲がある。
”あのころの僕らは、美しく愚かに、愛とか平和を唄にすれば、それで世界が変わると信じてた”
世界はそんな単純なものでないと、理解できたのはいつごろだったろう。
若いころの恥ずかしい思い出をあげたら、枚挙に暇がない。穴があったら、真っ先に頭を突っ込むだろう。世間を知るということは、必要なことではあるが、知り過ぎることはもっと悲しいことかもしれない。まあ、人間なんて恥ずかしいことをやり続けて死んでいく生き物には違いないということに、異論を唱える人はそう多くないと思う。
勘違いすることから始まり、わかっていないがゆえに、頑張れたり、知らないがゆえに熱くなれる。それが若いということだろうし、失敗してもやり直しがきくのが、若さゆえの特権だろう。
社会という複雑で、厄介な代物には「みえないルール」が存在する。それを知らねば、確実に越えられない一線があるのだ。
しかして若さゆえ、自分の物差しでしか、ものを計れないし、誰が何と言おうとやりぬくところから、ブレークスルーが生まれる。世界はかわらず、昨日のままだとしても、生きているという証が得られればそれでいいのが「若さ」。小さいそれらの積み重ねが世界を作ってきたのだと信じたい。
そうそう、ないことかもしれないが、分別のある大人が、温かくて、うれしい提案をしてくれたとき、得てして、そこには裏がない。鼻から見返りを求めてなどいない。
若いころほど、疑い、裏を考えて、飛び込めなかったりする。それで、何度チャンスをふいにしただろう。計るメジャーが違うことに、後ろ髪が、はるか遠くみえなくなってから気付く。
いい歳のおじさんになってから、わかったことのひとつ。
伊藤銀次さんがFacebookであげられていた曲を、聴きながらそんなことを考えた。
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