「欲望喚起装置」作動

以前にも、書かせていただいたことがありますが、ひとはTVのCMや雑誌のグラビアなどをみると、心の中に「欲望」というやっかいな代物の増殖を抑えきれなくなってしまう。困ったことに、その浸透力は個体差がありますが、FACEBOOKの比ではないのです。

 

 

「記号」としての物欲は、ある意味、コンプレックスの裏返しでもあり、内容以上にまわりに認めてほしいという気持ちの表れでしょう。よって、そういうものを超越されている人は、ご自分の中に確固たる自信が満ち満ちているといっても過言ではないですね。すごいです。

もちろん純粋に、その存在や存在意義やフォルムが好きということも多いです。長い時間を費やして育ててきた美意識というものも無視できないですね。

 

 

難しいことはここまで。最近、物欲を刺激されたものを書かせていただこうかと。

 

まず、お世話になっています北欧家具「TIMELESS」さんでみた、トイッカ・バードシリーズのこれ。

 

 

 

 

http://www.scope.ne.jp/iittala/birds_toikka/about/

 

200年以上のガラス工芸の歴史をもつ、フィンランド ヌータヤルヴィ村で製作されるイッタラのオイヴァ・トイッカ バード コレクションです。

そのバードコレクションの原点ともいえる作品が1972年、オイバ・トイッカとヌータヤルヴィの職人により作られます。
当時、使用可能だったガラスの色をクチバシとボディに使いわけ非常に豊富なカラーバリエイションをもつ、シンプルでかわいいガラスの鳥が生まれたのです。上のサイトで、製作の工程がビデオで見れますよ。

 

かわいい。そして、優雅。オーナーの市村さんのお話では、同じ形のものでも、ひとつひとつガラスの色に個体差があり、表情が違うそうです。

テーブルのうえにシャラッとたたずむ姿は、独特のフォルム。手に入れたいけれど、今は無理そうです。シリーズの中には、様々な鳥たちがいます。こういうものは出会いですね。

 

 

 

先日、永井健さんの急須でお世話になった苦楽園「銀屋」でみつけた器。お抹茶を入れるお湯呑ですが、モダンでしょう。

 

 

 

 

 

 

器自体は、肉厚で、武骨な形状ですが、釉薬が光り輝くツヤを出していて、モダンな絵柄。底にまでにデザインがあります。お茶だけでなく、ミルクボールとしてカフェオレなんかを入れたら素敵だなと。作家さんは男性で、お名前をご主人にお聞きしたんですが、忘れちゃいました。来週12日から16日まで、永井さんの作品展があるのでその時に、再度お聞きしてきます。

 

 

 

最後は、ルイスポールセンの照明で、「LCシャッターズ」です。新在家の六甲「アクタス」にありました。

 

 

 

 

 

 

http://www.sempre.jp/brand/lc-shutters/ (先日、東京でお邪魔した「SEMPRE」さんのサイト)

 

デンマーク人の父とイギリス人の母のもとで育ち、両国で教育を受けたルイーズ・キャンベルの作品です。

窓のシャッターが半開、あるいは全開され、幾重ものスリットから漏れる光が、デコラティブなファサードになっているイメージです。窓を常に開け放つ北欧よりももっとプライベートな親しさを感じる印象。女性らしい柔らかなフォルムと、スリットから漏れる光がステキでしょう。

 

 

とまあ、3点観てきましたが、どれも無くても、どうってことないものばかり。

 

げに、人間というのは困った生きもの・・・です。

 

 

 

 

 

 

 

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