優れもの急須の謎 2  「天空窯」永井健

先日来、何度かお伝えしておりました「天空窯」の急須。3回目の訪問で、ようやく苦楽園の「銀屋」さんへお邪魔できました。モダンで、雰囲気のある外観。

 

 

 

 

ご主人(女性ですが)にお聞きしますと、火曜日だけ定休日で、夕方5時できっちり閉められるとのこと。遅い時間や火曜日に行っていたんですね。どうりで。この日も、5時過ぎていたんですが、快く応対していただきました。

 

 

 

 

 

 

店内に入りますと、奥はかなり広い。空に抜けたパティオがあります。事情をお話して、さっそく件の急須を見せていただきました。

 

 

 

 

大きさや形状にバリエイションがあり、焼きの入りもひとつひとつに違いがあります。岡山ですが、備前の土は使っていないとのこと。醤油差し、塩入れなどもございます。2度焼いたものだと、下のような風合いになるそうです。

 

 

 

先日お伝えしましたように、6/12〜16に、ここで個展を兼ねた即売会があります。その際には、作者の永井さんもお見えになられるとのこと。二度焼きの品も出るかもとのことで、悩みましたが、一度焼きのものをひとつ購入してきました。 

 

こういうものは出会いです。勢いに任せて買わないと、二度と出会えないかもしれません。¥15000は、ちょっと勇気がいる額ですが、その出来栄えをみると納得できます。

 

 

   

 

 

 

タレを防ぐ工夫や、蓋の上にある空気孔と、その細工には驚かされます。つまみが回るんですから。

店内には、他の作家さんのかなりの数の作品があります。茶器には良いものがありましたよ。日本だけでなく、韓国の作家さんのものも。

 

 

 

 

 

 

焼き物にご興味あらば、一度は覗かれる価値ありです。

さっそく、自宅でお茶をいただきました。

 

 

 

 

6月に、再度来訪して、永井さんに直接お話を伺い、ご報告させていただきます。

 

 

永井健ー天空窯(岡山) ホームページ:http://plaza.rakuten.co.jp/tenkuugama/
     
     【陶歴】
     1986京都府立陶工訓練校 整形科入校
     1987越前宏山窯(現在 伊豆天城宏山窯)にて修行
     1990兵庫県篠山市今田町下立抗に移る
     1991 天空釜 と命名
     1995共同で倒炎式登り窯築窯(食器専用窯)
     2009岡山県吉備中央町円城に仕事場を移す        

 

 

 

 

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