朝、たまたま見えていたTV番組で、「再生医療」の特集番組をやっていました。
思わず、見入ってしまいましたね。
子供の時に、生え変わる乳歯に含まれる物質(サイトカイン)を培養して、それを患部に付けたり、服用したりで心臓疾患や脳の機能障害、アルツハイマー病の治療にまで効果が期待できるそうです。そして、自分の細胞で臓器の再生が可能になるというレポートでした。すでに臨床も始まっているそうで、オンエアでは、山中教授のIPS細胞の話も出ていましたが、医療の進歩はめまぐるしく、否応なく、人はますます長生きができてしまう世の中になりつつあるようです。
思えば、明治時代の偉人は若くして亡くなっている方が多い。夏目漱石は49歳で生涯を閉じておられます。樋口一葉は24歳だったかな。現代の日本では、平均寿命が80歳を超えて、子育てが終わっても、時間が30年〜40年ほども残されているわけです。ありがたい?時代になりました。
その時間を、できれば元気で、楽しい時間にしたいものですね。
それには、人とうまく付き合っていくしかありません。豪邸に住み、世界の一流グルメを食べて、宝飾品やブランドの衣服に身を包んでも、無人島で一人ぼっちならそれほど楽しくないでしょう。上の写真の場合のように、「大丈夫?風邪ひくよ」とか「どうしたの?気でも違うほどの心配事?」、「またまたぁ、JOKEだろ?」とか心配してくれたり、突っ込んでくれる相手がいなければどうでしょう?人とのコミュニケーションやふれあいがなければ、さびしいし、なんのための人生だと。
マズローの5段階の欲求の3番目「所属と愛情の欲求」、2番目「認証の欲求」、そして1番目の「自己実現」にも共通する「尊敬や敬愛を含めた他者からの愛なくして、人は生きれない」のです。
子供のころを思い出してください。最初は何事も形から入る。サロンでスタッフに、いつもお話するのですが「ハンサムでも美人でもなく、勉強ができたり、スポーツ万能でなくても、学校の休み時間に人が集まるクラスの人気者がいたでしょう?そんな子になったほうがいいよ」って。
そのためにも、「身だしなみ」ってすごく大切だと思います。
極論ですが、パーティで、皿の上に盛り付けられたサンドイッチの一つが、横に倒れていたら、誰も食べようとしません。回るお寿司で、時間がたって、干からびた感のある鮨ネタには誰も手を出しませんよね。
センスがよいとか、似合っているとかとは別のラインで、清潔感があり、清々しさのある印象ってすごく大切だと思うのです。すべて満たせれば、最高ですが。身だしなみとは、人と人が、コンタクトする際のベースとなるマナーといえるでしょうか。
人生を左右する、仕事のプレゼン、交際の申し込みとか、就職試験の面接や、お見合いの席なんかでなくても、日常のそんな身だしなみのお手伝いが、出来たらいいねって、いつもスタッフと話をしています。
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