新春2回目のゴルフに行かせていただいた。愛宕原ゴルフクラブ。先日と違って、スキスキガラガラでした。すばらしく整備されたグリーンが、とても清々しい。
若い時分には、ゴルフはおじさんのするスポーツと、まるで興味がなかった。というより馬鹿にしていた。これだけで、歳を重ね、オヤジと呼ばれる世代になったという証明だろうか。匂いがダメで、食べず嫌い、箸をつけたことのなかった納豆にカラシと海苔をまぶして食べてみたら、ご飯、何膳もいけちゃったみたいな。
まあ、欧米でもあれだけ年配のファンがいて、ギャラリーが集まるスポーツも類をみないだろう。やってみたらおそろしく奥が深い。手で持って行って穴に入れれば、なんの問題もないはずなのだが、わざわざ棒きれで叩いて、何百メートルも先の小さな穴に落とすのだから、それだけで難しさが分っていたはずであったのだが。
紳士のスポーツと呼ばれる所以が、最近になってよくわかってきた。かなり細かなルールが、キチンと存在する。縛ってくる。バンカーに入ったらクラブを砂につけてはならないとか、打った後は、ヤスデで砂を馴らして、でないといけないとか、グリーンの上で、相手の玉筋にあたるところを踏んで横切ってはならないとか。究極、我慢の限界を超えることができるかどうかを試される球技のように思う。ズルをしようと思えば、出来るのをあえてせず、紳士としてふるまい、わずかなタッチの差で、まっすぐに飛ぶはずのない球を、なだめすかして、持っていきたい方向に寄せていく。何でもそうであるが、自分との闘いの中で、メンタル的に、いかに我慢できるか、平静を保てるかが試される。
この日も、右に曲がる、バンカーから出せないという難行苦行のなかで、なんとか己を奮い立たせて18ホール。150回叩けば、いい加減にしたくなる。「失礼しますわ」とその場で立ち去ろうかと、思ったり何回もする。
それでも、手入れの行き届いたフェアウェイで、その150回の中に1〜3回ほどカッキーンと芯にあたるドライバーショットが打てたり、まぐれで長いパットがうまく入ったり、ハーフが終わった後に、綺麗なレストランで美味しいランチを食べ、最終ホールの後、熱い風呂に身を沈める瞬間に恋焦がれて、人はゴルフにはまっていくのだろう。いい加減、懲りたはずなのに、またやりたくなる。ある程度、歳をとっても、出来るスポーツだ。設備も、それように造られているしね。
マーケティング的に、ゴルフ場のシステムは、うまくできていると思う。小技が効いている。ちょっとしたことに、長年積み重ねてきたノウハウにあふれている。勉強になる。まあ、やられたことのない方は、一度はやってみられるとよいと思います。勧められて、なかば諦めてやってみたのだが、親友のH川さんには、新たな世界を教えていただいたと感謝しています。
それにしても、もっと練習が必要だと実感しています。はい。
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