また、一歩、足を進めて、冬将軍のお姿が見えてきたようです。
一昨日から、熱、関節の痛み、悪寒、嘔吐でぶっ倒れてました。胃腸風邪だったみたい。友人の芦屋セントマリア病院、伊藤院長が自宅まで往診に。なんとか、1日で復調。ほんとうに、ありがとうございました。みなさまも、お身体にはご自愛を。
ドアのノブに触れるのが怖い。冬にだけ、なぜ静電気が起こるのでしょうか?
答えは、雨が少なくなり、暖房が入って空気が乾燥するからなんです。
が、髪の毛はもっとすごいことになっているのです。髪の表面のキューティクルと呼ばれる3〜7枚の層の皮が、乾燥とともにめくれあがる。そして、首を動かす度に、ヤスリと化した髪の毛同士がこすれ合い、髪の毛の中は静電気の嵐。ちょうど、飛行機から下界の雲海を眺めた時に、バチバチ、ゴロゴロやってる感じですね。
それによって、キューティクルが弾けて、絡まり、枝毛になり、やがて断毛する。おお、怖い・・。
それを防ぐ手立ては?
乾燥して、キューティクルがめくれあがらないようにするしかありません。シャンプーのあと、濡れている間に、毛先を中心としてオイルをつける。ただ、付けるだけではいけません。コームで丁寧にとかしましょう。そうすることで、髪の表面に薄く、まんべんなく行き渡るわけです。オイルで、乾燥を防ぎ、静電気の発生を、できるだけ阻止しましょう。決して、根元には付けられませんよう。ボリュームがでなくなりますし、地肌近くは、毛孔から、ご自身の皮脂がでますから、必要ないですよ。
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一度に、この写真のように完全修復は難しいですが、トリートメントでかなり改善できますし、疑似キューティクルを表面に形成する方法もあります。痛みが気になられる方は、サロンでご相談下さいね。
ここで、シャンプーの正しい洗い方の復習を。
◆地肌だけを、洗いましょう。髪の毛は、泡がつけば汚れは落ちます。毛先は、できて日にちがたっています。6〜7cmあれば、製造年月日は6か月前。180日ほどたっているので、2日に1度洗っても、100回ちかく洗っているわけです。よって、毛先にダメージが集中、根元や地肌が汚れるのです。毛先をゴシゴシはしないでね。
◆トリートメントは、毛先につける。先ほどの説明の通り、毛先にダメージがきています。毛の先は、顕微鏡でみるとキューティクルがはがれて、痛んだ状態。そこに、たんぱく質など、髪の成分に近い栄養を送り込むわけです。柔らかな髪で、ボリュームの出にくい方は、特にお気をつけくださいね。
◆プールで歩くと、健康にいいとされます。水の抵抗を受けて身体を動かすことで運動量が増して、代謝が良くなる。つまり、濡れていると、摩擦係数が増すわけです。タオルで拭きあげる際には、乱暴に扱わず、ポンポンポンと軽く叩いて、水分を吸い取らせましょう。ドライヤーも短く。外的な熱は、髪を傷める最も大きな要因です。
正しい洗い方、お手入れで、地肌を健やかに保つ。そうすれば、10年、20年後にハッキリと差がでます。坂道を、走って駆けおりるのか、階段を踏みしめてゆっくり降りてゆくのかは、先に大きな違いが。
高齢化社会で、寿命が、30年ほど、伸びてしまったいま。その30年を楽しく生きるには、人とうまく付き合っていくことが大切です。そのためには、身だしなみ、パッケージングは大きな要素だと思います。いかがでしょうか?健やかで、ステキな髪で、楽しい人生を!
ブローの正しい仕方は、長くなりますので、また後日。
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