リディアのカダフィ大佐の映像が、いたるところで流れる。
善悪を別にして、人が人を直接、裁くシーンを公開してしまうのも辛いものがある。WEBは便利で、ありがたいツールだが、時に残酷すぎる。
子供のころ、世界の平和は国際救助隊が守っていると思っていた。どこか、南の島のひとつにすごい基地が存在し、事件が起こった際には、直ちに駆けつけて世界の秩序は保たれるのであると。なつかしい映像だ。イントロを聞くだけでワクワクしたものである。
津波と原発の事故のとき、最近のタイの洪水でも当然のことながら、国際救助隊はあらわれない。あるとすれば、そこには人の善意しか存在しない。長い間、人間は宗教やイデオロギーの違いで、いがみあい、憎しみ合いを繰り返してきた。自分の国(自らの家族)のため、個人の欲望のため、命をささげてきた数え切れぬ、多くの人たちの善意により。
いまこのときも・・・。
不均衡や不平等や過ちもあるこの世の中であるが、できることをしっかりとやり続けるしかない。
SUNDERBIRD AGO!