幻の名盤、復活

以前にもご紹介したが、私は熱狂的なナイアガラーであります。

ナイアガラーとは、はっぴーえんどというバンドにルーツがあります。
日本の音楽界のロック草創期、大瀧詠一、細野晴臣、松本隆、鈴木茂という4人組のバンドがその始まりだと。解散後、大瀧師匠が興されたレーベルがナイアガラという名前であったんです。そのレーベルから世に出たアーチスト(山下達郎、伊藤銀次、佐野元春、杉真理、大貫妙子などなど)の音楽をこよなく愛する人々を総称してナイアガラーと呼んでいるわけです。

その中でも、私の場合山下達郎さんが1番好きです。大学2回生のとき、いきつけの喫茶店で知り合った女の子、リナちゃんが出たばかりのLP「SPACY」を貸してくれたんですね。

そのころのフォークブームでアリスなんかが好きだった私は、その音楽性に5mくらい後方にぶっ飛ばされるような衝撃を受けたのを覚えています。1曲目の「ラブスペース」のイントロを聴いただけで。坂本龍一さんのキーボードと村上ポンタさんのドラムはあまりに鮮烈でした。高い音楽性。和声、アレンジ、楽曲の斬新さ。その当時では、おそらく20年先をいっていたと思います。

そんなこんなで31年。
今年は6年ぶりのコンサートにも行かせていただき、涙で途中からボロボロでした。そして、私の永遠のアイドルの幻の新譜が出ます。

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■デビュー当時ナイアガラレーベルに所属していた今をときめく山下達郎本人の歌唱楽曲を集めた企画盤。シュガーベイヴ、ナイアガラトライアングルVol.1の中から抜粋の他、秘蔵音源、未発表音源を加えての初CD化。ジャケットも新装し30年の年月を経てナイアガラ公認カタログとして初登場。勿論プロデュース、リマスタリングは大瀧。79年に契約の関係上、当時の発売元(コロムビア)で勝手に編纂された企画盤。『ライドオンタイム』でブレイクした山下達郎人気に便乗したカタログのため、当人および関係者からは非公認として取り扱われ、今までCD化ですら実現しなかった。ゆえにアナログ盤でしか存在せず、後年事情をしらないファンからは幻の作品とうたわれ、中古盤市場では高値を呼ぶこととなる。オリジナルジャケットはお粗末なものでタイトルを記しただけのもの。30年間放置されていた存在だったが、30年たった今真の形をもって発表されるものである。