サムゲタンを食べた日

サムゲタンをご存知であろうか。

数年前に、ソウルで「サムゲタン」という韓国の料理を食べたのだが、家人が阪急夙川のスーパーにレトルトで売っていたと夕飯に出してきた。下の写真はネットからです。

鶏一匹まるまる使うこの「サムゲタン」は、漢方の王道的存在の高麗人参やニンニク、ナツメ、クリなどと一緒に煮込むタン(湯・スープ)料理で、たくさんある韓国料理の中でも特に栄養価が高い”ボシン(補身)料理”として韓国人の間で長く親しまれて来た健康メニュー。

電気の厚鍋でグツグツやりながら、骨と身を分解。骨と実を分けていくが骨がホロホロ解けていく。けっこう濃厚な香り。この匂いで好き嫌いがでるかも。

赤いクコの実を足して、スープを堪能。少し濃い。思いついて、白ネギを入れて匂いを消しにいく。ほんの少しごま油を入れてみた。これは元気になりそう。塩を足して、味を調節。これはまるで、京都発祥のラーメン「天下一品」の濃いスープだ。

お湯を足して、洗ったご飯を投入。三つ葉と溶き卵を上から落とし、雑炊にうつる。これがうまい!1度は食べてみてください。

ご想像のとおり、食べ過ぎました・・。苦しい。

■サムゲタン  若鶏の腹から内臓を出してきれいにし、そこに高麗人参と洗ったもち米、さらに干しナツメ、栗、松の実、ニンニクなど薬膳料理の食材としてよく知られたものを詰めた後、水に入れて2〜3時間じっくり煮込む。煮込む際に長ネギなどを加えることもある。ひとり1羽ずつ、熱々のスープに入れてトゥッペギ(小さい土鍋)で供する。