ファッションはいつの時代も新しい波を求めて変化し続ける。
2005から06年にかけてあたりから、全体のトレンドが大きく変化したようなんです。つまり、身近な感じのストリート系からロイヤルで高貴なトレンドにシフトしたわけです。ダメージ加工のジーンズなんかは売上が止まったそうだし、クロムハーツなどのアクセサリーも急に売れなくなった。
2008年、このシフトにますます拍車がかかっている。
←この冬のカールラガーフェルドのコレクションより
キレイ系の服しか売れない現象は、それまでのカジュアルでストリートな感じではなくなってロイヤルでスピリチュアルなものを人が欲しているということでしょうか。
世界がどんな道をたどり、どこに向かっているのかと考えると、今の傾向ではどうしても暗い方向にいきますよね。作物やガソリンの高騰、温暖化、少子化。
明るい材料が少ないなー。
そんな民衆が「もうどうなってもいいや。好きなことやってこう」てな考えで、後の事は考えず、今だけを見る刹那的な方向に向かいつつあるのでなければよいのですが・・。
30〜50代女性をターゲットにした雑誌を読むと少し怖い。
第二の人生をいかに美しく、楽しく生きることがテーマのものばかり。
ヘアの世界で言いますと、ついこないだまでSラインだのレイヤーベースのスタイルがほとんどでしたが昨年末から重いボブ、Aラインの品のよい甘さに変化し、この春に向かっては「スリーク」が流行りそうです。
「スリーク」ってなんや?!
あえてボリュームをださない、タイトかつスリムに仕上げるIラインシルエット。俄然注目が集まっています。
そうなると表面のグロス感、透明感、ツヤが問題となりますね。メイクでもCMを見ていただければ、各メーカーこぞってキラキラとかプルルンとか質感勝負。
そういった傾向をふまえ、わがアントゥンシュールヴォーグでは新しいトリートメントの波、「ナノ」に注目。ナノレベルの細かい分子の栄養分と水分を髪に浸透させる技術を導入。従来の栄養を髪に与えるだけでなく、それを髪の中で定着固定させる髪の細胞間物質であるCMCをいっしょに髪に入れることで見違える輝きと保湿間を蘇らせるのです。
まあ早い話、栄養だけ入れてたんですが、傷んでいるところからでていたので、CMCという接着剤も一緒に入れて固めてしまい、完全修復を目指しています。
5月からのASVに超ご期待を。
とりゃー!