メリークリスマス

日本人ほど無宗教で、他国からの文化や習慣、因習を素直に受け入れている国民も少ないと思う。

24日には、ケンタッキーに並び、ケーキを食べ、大晦日には、紅白をみて、年越し蕎麦をすすり、幾年、くる年をみてから、初詣に出掛ける。おとそを飲み、お節料理に舌鼓をうち、新しい一年に思いを抱く。

キリスト教文化、仏教、神道が入り混じり独自の文化を形作っているでしょう。

それでも、経済的に表面上には恵まれて、そこそこに美味しいものを食べて、暖かい毛布に包まれ、眠ることができる。

なんとか仕事があり、収入を得て、自ら生活することのできる幸せ。人間が自らの種の存続を模索して、たどり着いたやんごとなきシステムなのかもしれない。

われわれは、社会の大きなシステムの中に組み込まれ、管理され、生かされているのだろうか。暗い管理された棚に巣らしきものを作らされ、せっせと餌をついばみ、卵を産み落とす鳥。一年中湿度や温度を管理されたなか、恵まれた光量で順調に光合成を続けて種子を提供し続ける植物ように、大きな意味で監理され、生かされているのだろうか。

文化や科学、その他の学問が個々の個性を大切にしながら、生きていける平和な世の中。行きたいところへ行き、いいたいことがいえ、学びたいものが勉強できて、愛する人とともにいれる幸せに。

聖夜の朝に目覚め、考えることにしたら偏っているかな。

世の中のすべての毎日を精一杯生きている人たちに、メリークリスマス!