肴(さかな)なるものへ

お酒の飲めないわたし。

高校時代からの友人H川くんに「人生の楽しみの一つを放棄してるで〜」といわれて久しい。

アルコールを分解する酵素が、身体に乏しいのだから仕方のないことと諦めています。

が、ここにきて食べ物への嗜好が変わってきたことを如実に感じています。肉よりあっさりした魚だし、生野菜のサラダは以前から好きでした。が、以前は見向きもしなかった煮物の野菜が、無性に食べたくなったりします。

先日、熱海から届いた干物にやられました。

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一夜干しの魚は、かます、えぼ鯛、あじ、そしてフグ

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届いたその夜、すぐさまフグの味醂干しを焼いていただきました。

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ほろりと身が弾けて、口に広がる上品な甘さ。香ばしく爆ぜたごまの風味がよいアクセントです。一枚焼いて、辛抱たまらず二枚目もぺろり。美味しい。

これまた、以前ならスーパーで素通りしていた野菜に目がいくように。

おっ、蓮根が安い。レンコンは、どうやって調理するんだ?!でも、いまはクックパッドがあるから大丈夫。

3mmくらいに薄切りにしたレンコンをさっと水に晒し、片栗粉をまぶして豚肉と炒め、

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醤油2、酒2、砂糖小さじ2を混ぜておいたもので味付け。煮汁が飛ぶまで煮切る。

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歯ごたえが残るレンコンは味をしっかり吸い込んで、豚肉の脂に合うのです。
これを肴に、日本酒をくいとやりながらならばかっこいいのですが、ご飯のお供ですね。

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子どものころは、お菓子やケチャップ味。そこから肉に移行して、様々な味を覚える。
個人差はあれど、行き着く先は、魚や大豆や根菜なのでしょうか。

それが日本人なの・・かな。

いつも、お読みいただき感謝しています。