決意と集中力

月曜日の夕刻、南口のサロンはお休みのはずなのに照明が点いている。

誰かいるのかと扉を開けたらスタッフのタツオこと中前くんが、ひとり自主練習の最中でした。

 

 

 

 

 

 

先日、サブ・アシスタントの試験を受けて昇格したのです。おめでとう!彼の目標は3年でスタイリストになること。頼もしい限りだ。

休みに出てきて練習している姿に心打たれました。それも、その次の火曜日はアシスタント・レッスンの日なのですから。







強制されて嫌々、何時間も練習するより、短時間でも自ら集中して行う方が数倍価値がある。人に言われてやるでなく、自らを律してレッスンすることの意義をあらためて。

やり方、手順を学び、反復練習をして、壁に当たる。何故出来ないのかを自ら考えて、徐々にコツや要領を身体が覚える。

何故出来ないのか、なぜそうするのか…を自分で考えるプロセスがとても大切です。答えを誰かに聞いて分かった気になると、同じコースの同じ球しか撃てない。変化球がきたら、途端にスランプになって這い上がれなくなります。

 

 

自ら考えること。

手取り足取り、答えを先に知らせるより、自ら考える機会をつくる。


レッスンの在り方を徹底していきたいと思います。

 

 

最後に、サロンのみんなに宛てた彼の決意文を:

 

お疲れ様です。

 

本日サブテストの規定を終了し
面談も合格をいただきました。
ありがとうございます!

予定ではもう少し早くに上がれていたのですが長々と先延ばしにしてしまい時間がかかってしまいました。

目標である3年以内にスタイリストデビューするために日々レッスンをつんで周りに刺激を与えれたらと思います。

サロンワークでは常にお店が円滑に回るように予約帳を見ながら考えて、メインアシスタントを補佐できるようにしていき、スタイリストさんからの指示を的確にこなせれるようにもっと技量をつけていきます。

今年中に基礎カットを絶対に終わらすようにするのとお客様に満足していただいて、自分自身も仕事が楽しいと思えるようにやっていきたいです。

サブテストをうけさせていただくにあたりアドバイスを頂いたりコーチをしてくださった先輩方、いつも助けてもらっている同期、後輩には本当に感謝しています。

もっと周りに刺激を与え、影響力のある人間になり、
絶対に3年以内にスタイリストデビューするので今後ともご指導よろしくお願いします。

中前紳介