GREENLANDとフランク菜ッパへの旅 3

目覚めると、そこは真白に雪化粧をした漁師町だった。

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9時ころ、3名で、朝食へ。

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昨晩、オバマ大統領とひと悶着おこしたM田くんの姿はない。

早朝に、すでにM田くんはやまれぬ用事があり、列車で宝塚へ向かっていた。森くんに残したメールをご紹介しておきたい:

「もうお目覚めだろうか?

5時前に起床し、寒風吹きすさぶ露天風呂に入浴。チェックアウトを済ませ、今、帰宝の列車車中…。

昨日ムチャ楽しかったね。ありがとう。一足先で申し訳ない。本日も良い一日を…光安、ヒュウザにも宜しく。

追伸 玉ちゃんへ。大統領夫妻との写真データ、わがパソコンに送って貰えたら有り難い」

M田くんも、大酒飲み特有の傍若無人で破天荒な一面もあるけれど、すごく心根のやさしい逸材。

もう一人のT村くんも、カメラが得意で、ダイビングもお得意。昨年も、セブ島での甚平ザメとの遭遇写真には驚いた。このブログでも、何枚か写真をシュアさせていただいています。人当たりが良くて、面倒見のいいひとだ。

素晴らしい友人たちと旅できてほんとうに幸せです。

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再び、室井くんの案内で旧市街へ。

 

 

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このあたりは、お寺が多い。禅宗の有名なお寺があるそうだ。そういえば早朝、托鉢の僧侶が鈴を馴らし、読経の声を響かせながら、旅館の前を通り過ぎていった。

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猟師町と柳町が合わせてできた香取区の裏路地を散策。旅館や料理屋がたくさん残っていて三丁町の別名があるそうです。

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軒下につるされし猿の人形を丸めた、ぼんぼりの赤が映える。

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そこから、雪景色の中、駿河へ向かう。

途中、小浜名産品の一つ、お箸の博物館に立ち寄る。室井くんが、気を利かせて立ち寄ってくれたのかと思いきや、そこには女性の姿。

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室井くんの奥さんである。森くんは、LAで逢って以来の30年ぶり。ご紹介したように、永らく一宿一飯の恩義を感じていた森くんが一番うれしそうだ。

1時間強走って、敦賀に到着。「さかな街」という魚介類を販売する市場に。

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下調べをしてくれていた森くんご推薦のお店で、海鮮丼をいただく。魚や貝やウニやイクラを組み合わせたセットが30数種類ある。目移りしたが、カニ、ウニ、ねぎトロの組み合わせをチョイス。

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さすがに、新鮮でうまうま。ウニがクリーミィで濃厚でした。

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その後、市場の中でそれぞれ土産物を調達。

室井くんとは、ここでお別れ。

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春になったら、釣りや農作業を手伝う約束をかわして固い握手。30数年間の時間を感じさせない再会に、心が熱くなる。

室井くんのアドバイスで、帰りは北陸自動車道路から名神へ。

ずっと、運転を続けてくれた森くんには、感謝しきれない。
ほんとうにありがとう!

歳を重ねるごとに、古い友人との接点が増える。お互いに、未熟で青かった時代を経て、社会の厳しさに揉まれてからの再会。

ここでも、神様は粋な計らいを忘れないのだ。

長くなるので、「GREENLAND」のお話は、日を改めて。
森くんからは、植物工場のシステムやバイオカイトの秘話をたくさんお聞きした。

しっかり塩抜きして、書かせていただくつもりです。

 

お楽しみに。