ライトで深いイタリアン芦屋「ピュールピュール」 ― 谷間に咲く花

 
芦屋に、10年来のお客様が偶然にも二人、カットに来てくださり、ごいっしょにランチを。
こんなときに、日ごろの感謝の気持ちをね。T倉さま、A木さま、いつもありがとうございます。

 

 

芦屋には、老舗のお店が多いのですが、そのなかでもキラリと光るお店が、裏通りでさえも存在します。

 

 

 

芦屋モノリスという有名な結婚式場とレストランがありますが、そのすぐ隣に「ピュールピュール」はあります。
北新地の「ピュール」から独立されたらしい。シェフとホール、お昼は計三人で切り盛りされているお店ですが、
ここは当たりでした!おそるべし、小林茂子シェフ。

床はウォールナットのフローリングで、壁、天井は白。清潔感あふれ、こじんまりと静かなお店です。

コースは、二種類だが千八百九十円で十分な内容。リーズナブル!と感じる味と接客。
スープ、前菜、パン、パスタ、飲み物の内容。

スープは、カボチャの冷製、ミネストローネ、ビスソワーズから。私はミネストローネ。
ひとつひとつの野菜がしっかりと歯ごたえを残し、美味しい。

 

 

 

 

前菜は、ローストビーフとサラダ(上にかかった温泉卵をトロリとかけて食べる)、
冷製野菜のスティック(アンチョビベースとバジルベースのソースで)、
盛り合わせ(鯛のポワレ、豚肉のパテ、ゴボウのトマト仕立てなど)から一種。

       

 

 

盛り合わせを選び、ゴボウが、イタリアンに向いていると、初めて知った。トマトソースに合うのだ。
パテ2種、豚とかぼちゃも美味。

 

 

 

 

パスタが、またうまかった。私は、あさりとヒイラギ貝のクリームパスタを選択。
あっさっりしているが、しっかりとベシャメルがきいて、上品にクリーミー。

 

 

 

 

はじめのほうに出てきたパン(苦楽園のヤマウチ製)がモチモチで美味しくっても、最後まで残しておくべし。
パスタのソースを最後までキレイに食べ尽くしたくなるからだ。

美味しいので、ドルチェ(プラス三百円)も頼んでしまった。私は紅茶のクレームブュルレ。
今日の中では、ぶどうのジュレが最高。他のも味見させてもらったが。
最初におまけで出てきたラスクとりんごバターもよかった。お土産はりんごバターに。

芦屋は、どのジャンルでも、ライバルの多い地域。
厳しい谷間に咲く、美しい花を見つけた気分です。

それにしても水準が高い。うちの技術や接客も見直しをしなくてはと感じるランチでした。

 

 

■ 『PurPur』 兵庫県芦屋市大桝町5−21 Tel 0797−31−6339 

open 11:30〜14:30・18:00〜22:00 火曜定休

□■□ ANTENNE □■□

芦屋店 Au Bricoleur 「オ・ブリコルール」

TEL 0797 35 1121

http://www.aubricoleur.jp
芦屋市大桝町2−12 クオリア三正1F

宝塚南口店  Opera 「オペラ」

TEL 0797 71 7747

山本店  Piony 「ピオニ」  

0797 80 0030 (山本)
   
三田店 Jiro  「ジロ」

079 559 0500 (北神戸 三田)