想い出はココナッツ・フレイバー

深夜に出て、早朝の和歌山・磯ノ浦へ。

26号線(通称ニンロク)は、堺を越えてからが長い。

SEXワックスとコパトーンのココナッツの香り。

オレンジ色のワーゲンの屋根にスーリーのキャリヤで

貼り付けたサーフボードを気遣いながら、

眠い目をこすり、カセットを押し込んでサーフミュージックを聴いた。

そんな懐かしいカセットのひとつに「カラパナ」がある。
ハワイアン・サーフロックというジャンルを確立したのは彼らだ。
ロック、フュージョン、AORをミックスした爽やかなサーフミュージック。

そんな懐かしいサウンドを求めて六甲アイランドのベイシェラトンに行ってきました。

客席はやはり年配の方が多い。

いやー驚いた。演奏、サウンドもバッチリ。
ワインが熟成を重ねたごとく、あのころよりも数段うまい。
キーボード、サックスもはいってカンペキといっていいほど。
観客は盛り上がっているんだけど、静かに聴き入るという感じ。
アンコールは2曲。

終了後、主催者で同級生のK坂くんの計らいでメンバーと記念撮影。
あのころから30年あまり。

 

ボーカルのマラニ・ビリュー(彼のノリはまるで吉本芸人)の天頂部がやけにまぶしく、その年月の重みを感じた夕べでした。

K坂くん、ありがとう!